ソニーが狙うKADOKAWAのコンテンツという"金脈" 出版だけじゃない高利益を生むもう一つの事業

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骨格はどうでしょうか。前期から、負債は320億円(20.0%)減、純資産は106億円(4.8%)減と、いずれも減少しています。

100分でわかる! 決算書「分析」超入門 2025
(画像:『100分でわかる! 決算書「分析」超入門 2025』より)

実質無借金状態が続く

なかでも減少幅が大きいのが流動負債で、うち「1年内返済予定の長期借入金」が前期から399億円(99.6%)も減りました。これにより自己資本比率は前期から3.1ポイント上昇し、56.0%に。骨格は頑強で問題ありません。返済に使われてもなお、現預金が借入金を上回る実質無借金状態が続いています。

《『決算書「分析」超入門2025』では、KADOKAWAのキャッシュ・フロー計算書や、同社がサイバー攻撃を受けた2024年5月~7月ごろの株価の変動についても詳しく分析しています》

100分でわかる!決算書「分析」超入門 2025
『100分でわかる!決算書「分析」超入門 2025』(朝日新聞出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします
佐伯 良隆 グロービス経営大学院教授(ファイナンス)

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さえき・よしたか / Yoshitaka Saeki

早稲田大学政治経済学部卒。ハーバードビジネススクール修了(MBA)。日本開発銀行(現日本政策投資銀行)にて企業向け融資業務に携わるほか、財務研修の企画および講師を務める。その後、米国投資顧問会社であるアライアンス・バーンスタインで株式投資のファンドマネジャーを務めるなど、金融の最前線で活躍。現在は、グロービス経営大学院教授(ファイナンス)。また、企業の財務アドバイザーを務めている。さらに、自身の英語スキルと経験を生かし、吉祥寺英語塾を主宰。主に中高生を対象とした実践的な英語教育に取り組んでいる。

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