Androidの次世代検索「かこって検索」が便利すぎ コピペできない画像の文字を全コピー→翻訳

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5月にアメリカで開催されたグーグルの開発者向けイベント「Google I/O」では、2024年末までに全世界で2億台の端末がかこって検索に対応することが明かされており、そこに向けて11月から対応するメーカーが順調に広がっている。では、かこって検索ではどのようなことができるのか。通常の検索にはできない、同機能ならではの検索テクニックを解説していきたい。

画像情報を深掘りしたい時に便利

かこって検索は、Androidスマホの画面上に表示されている画像が何であるかを調べるための機能。SNSやウェブメディアで紹介されていた商品の写真を調べ、より詳しい情報を得たり、実際に販売しているサイトにアクセスしたりといったことが可能になる。同様のことはこれまでも画像検索でできたが、かこって検索はそれをより直感的なユーザーインターフェースにしたものと言えるだろう。

操作方法はいたってシンプルで、検索したい画像が表示されている状態でホームボタンを長押しする。ジェスチャー操作に設定している時には、ホームボタンの代わりに、画面下に表示されているナビゲーションバーを長押しすればいい。これでかこって検索が起動するため、あとは検索したいものを指で囲うように範囲指定するだけだ。検索結果は、画面下部に表示される。

かこって検索
指で囲った部分を自動的に選択し、それに関連した情報が表示される。画像検索が、より直感的になる(筆者撮影)

検索精度は対象にもよるが、比較的特徴のある服などのアイテムであれば、しっかり同じものが見つかることも多い。一方で、スーツのようにぱっと見の写真で区別がつけづらいようなものは、本来とは異なる結果が出てしまうこともある。デジタルガジェットも同様で、カメラなどのディテールに特徴がある形状であるほど、検索結果が正しくなりやすい傾向はある。逆に、正面から撮った写真だと、どれも同じように見えるためか、正しい結果にならないこともあった。

とは言え、商品を紹介するSNSの投稿や記事には、購入先へのリンクが張られていることも多く、正直なところ、筆者もこのようなシーンではあまり利用していない。どちらかと言えば、dマガジン、楽天マガジンのような電子雑誌を読んでいる時に、追加の情報をかこって検索で調べることが多い。出版社によっては、同じ写真をウェブサイトに載せているため、そこから販売先のサイトにたどり着くといったケースもあった。

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