何歳の結婚が多い?結婚年齢ランキングの驚く実態 「晩婚化」という言葉を誤解していませんか

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次にトップ6から10までであるが、24歳から33歳までの男性が並んでおり、33歳までの男性で67.5%、約7割を占めている。男性であっても統計的な適齢期(結婚が多発する時期)は、最も多く結婚が発生している年齢ゾーンで7割を占める33歳(または34歳)までと考えた方がいいだろう。

また非常に興味深いのは、経済的にみて絶対的に有利な立場にありそうな32歳(9位)、33歳(10位)の男性よりも、大卒であれば新卒1~2年目、高卒であれば6年目の24歳(8位)の男性の結婚人数の方が多い、という事実である。筆者は長く、結婚は年収よりも年齢が最も大きな影響を与えることを伝えてきたが、それを示すような結果ともいえるだろう。

毎月、12県の結婚支援者(結婚相談所、自治体結婚支援センター、結婚応援企画事業者、地域振興事業者)からなる研究会を筆者は主宰しているが、男性が「お金が足りないから結婚できない」と強く主張し始めるのは30代後半くらいからが多く、20代男性でお金を理由に女性と交際できないと悩む男性は、婚活の現場でもほとんど出てこない。

年齢差のある男性との結婚のリスク

結局、統計的には発生しにくい年の差婚を、アラフォー年齢になってから男性が目指すことから出てくる悩みの典型例の1つが「経済力」なのである。若い女性から見ると、年齢差のある男性とそうでない男性とでは以下の点が、年齢差のある男性との結婚を考えるうえでネックになる。

1.相手の親の介護が結婚後早々にやってくるリスク
2.相手の男性の健康問題が結婚後早々にやってくるリスク
3.子育てと相手の親、もしくは相手の看護・介護のダブルケア問題が結婚後早々に来るリスク
4.相手の男性の価値観が昭和・平成時代の価値観で、子育てや家事や介護が自分に大きく振られるリスク

そう考えると、年齢差のない男性との結婚のようにお互い様でいこう、という関係にはならないため、そこを経済力で埋めてくれない限り結婚は難しい、という結論に至るのは、合理的な判断といえる。

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