「間違えたら赤っ恥」大人が解きたい文章問題5選 次の文章の中にいくつ間違いがあるでしょう?

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たとえば、「サンフジンカ」は「産夫人科」ではなく「産婦人科」です。「彼はホウヨウリョクのある上司だ」という場合、正しくは「包容力」で、「抱擁力」ではありません。1回目の投票で当選者が決まらず、上位の得票者2人で行うのは「決選投票」で「決戦投票」ではありません。

誤変換には、くすりと笑えるものも多々ありますが、時と場合によっては笑えないどころか、信頼を失うことさえありますので注意してください。

次は、よくあるうっかりの間違いです。

3:
彼の資産は1億ドル(1500億円、1ドル=150円で計算)もあるらしい。毎年500万ドルずつ増えているというから、このままいけば10年後には資産は2億ドルになるだろう。

ビジネスシーンで数字は特に大切なものですが、いくつも並んでいるとつい読み飛ばしてしまうことがあります。この場合、まず彼の資産は150億円です。次に500万ドルずつ増えたら10年後は5000万ドルですので、今の資産1億ドルと足し合わせると1億5000万ドルになります。

他に単位の誤りもあります。「現在、金は1キログラムあたり1万円を超えている」はもちろん「1グラムあたり」の間違いです。

ちなみに決算発表などのグラフも注意が必要で、例えば売上や利益の単位が、ある場面においては「万円」だったものが、ある場面では「千円」になっていることなどが挙げられます(意図的にそうしている……ということもあるかもしれませんが)。

間違うとちょっと恥ずかしい「慣用句」

さて、次に読んでいただくのは慣用句を用いた例です。

4:
昭和の終わりごろに内閣府の職員として行政改革に尽力した彼は、詰めかけた報道陣を前に、苦虫をかんだような顔だったが、かんでふくむように今回の法案の意義を説明した。

どこが間違っているでしょうか。

「苦虫をかんだような」は誤りです。正しくは、「苦虫をかみつぶしたような」。とても不愉快そうな顔つきのことをいいます。また「かんでふくむように」も「かんでふくめるように」が適切な表現です。相手がよくわかるように丁寧に説明したり言い聞かせたりすることです。

次ページ他にも、慣用句の誤りとして、有名なところは…
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