将来の骨折を防ぐ「骨ケア」30~40代から必要な訳 上皇后美智子さまも10月に右大腿骨上部を骨折
骨密度が若い女性の平均値の70%未満で、骨粗鬆症と診断を受けた場合は、先に挙げた日々の骨ケアに薬物療法が加わることとなる。
治療薬はその人によってさまざまだが、骨が壊れるのを防ぐ薬や、骨を作る薬、ビタミンDなどがある。飲み薬のほか、注射薬もあり、患者の状況や病気の進行などに応じて使い分ける。
将来の骨折を予防するために
「骨密度は薬を飲んでもすぐにワーッと上がるものではないので、モチベーションがなかなか保てず、治療を途中でやめてしまう患者さんも多いです。でも、骨密度はそもそも年齢とともに下がっていくもの。骨密度の低下を食い止めているだけで素晴らしいのです。
骨粗鬆症治療の最終目的は、将来の骨折を予防すること。ぜひゆったりとした気持ちで治療を続けていきましょう」(矢吹医師)
骨は一生もの。まずは自分の骨密度を知り、将来の骨密度の低下を食い止め、骨折を防いで健康に過ごしたい。
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