将来の骨折を防ぐ「骨ケア」30~40代から必要な訳 上皇后美智子さまも10月に右大腿骨上部を骨折

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骨密度が若い女性の平均値の70%未満で、骨粗鬆症と診断を受けた場合は、先に挙げた日々の骨ケアに薬物療法が加わることとなる。

治療薬はその人によってさまざまだが、骨が壊れるのを防ぐ薬や、骨を作る薬、ビタミンDなどがある。飲み薬のほか、注射薬もあり、患者の状況や病気の進行などに応じて使い分ける。

将来の骨折を予防するために

「骨密度は薬を飲んでもすぐにワーッと上がるものではないので、モチベーションがなかなか保てず、治療を途中でやめてしまう患者さんも多いです。でも、骨密度はそもそも年齢とともに下がっていくもの。骨密度の低下を食い止めているだけで素晴らしいのです。

骨粗鬆症治療の最終目的は、将来の骨折を予防すること。ぜひゆったりとした気持ちで治療を続けていきましょう」(矢吹医師)

骨は一生もの。まずは自分の骨密度を知り、将来の骨密度の低下を食い止め、骨折を防いで健康に過ごしたい。

井上 志津 ライター

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いのうえ しづ / Shizu Inoue

東京都生まれ。国際基督教大卒。1992年から2020年まで毎日新聞記者。現在、夕刊フジ、週刊エコノミストなどに執筆。福祉送迎バスの添乗員も務める。WOWOWシナリオ大賞優秀賞受賞。著書に『仕事もしたい 赤ちゃんもほしい 新聞記者の出産と育児の日記』(草思社)。

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