O2Oビジネスによる新しい消費行動

《O2Oビジネス最前線・黎明期を迎えた新・消費革命 第2回》

今まで、休日の晩に外で食事をするとき、どのような行動をしていたか。近場のチェーン店に行くか、テレビや雑誌などで特集されているおすすめの店を探す。チェーン店の場合は、ほぼ期待どおりの食事を取って満足する。人気店の場合は、直前に電話すると先約で埋まっているので、早めに予約を取る必要がある。また都心に多いため、1時間ぐらいかけて電車に乗り、気合いを入れて食事に行く。以上のような行動パターンだったのではないだろうか。

O2Oで何が変わるか?

O2Oビジネスが浸透するとどうなるか。劇的に様変わりする。消費者はテレビや雑誌などの情報に頼らない。代わりにスマートフォンのアプリを駆使する。ソーシャルメディアの代表格「Facebook」では、連日のように“友人”が写真とともにおすすめの店の料理の感想を投稿している。

 おいしそうな写真には共感コメントを残し、店のリンクをクリックして詳細情報を確認する。自分の居場所から行きやすい店を選び、スマートフォンで検索する。チェーン店や人気店ではない、思ってもみない地元の隠れた名店を探せる。

Googleの地図アプリ「Google Maps」を使うと、GPSで自分の現在地から店までの道順までを示してくれる。地図もわかりやすく、店までのルートがリアルタイムで更新される。さらにストリートビューにより、店周辺の写真も歩きながら確認できる。

Yahoo!の地図アプリ「Yahoo!ロコ」には、ARビューモードがあり、カメラで実際の道を撮影しながら、店までの方向や距離を同時に表示してくれる。

方向音痴の人やわかりづらい場所の店でも、安心してたどり着くことができる。 

次ページO2Oビジネスで実現する消費行動
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナ後を生き抜く
  • 今見るべきネット配信番組
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • ボクらは「貧困強制社会」を生きている
トレンドライブラリーAD
人気の動画
商社大転換 最新序列と激変するビジネス
商社大転換 最新序列と激変するビジネス
「話が伝わらない人」と伝わる人の決定的な差
「話が伝わらない人」と伝わる人の決定的な差
渋谷駅、谷底に広がる超難解なダンジョンの今
渋谷駅、谷底に広がる超難解なダンジョンの今
なぜAmazonの会議ではパワポがNGなのか?
なぜAmazonの会議ではパワポがNGなのか?
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
日本企業は米中の板挟み<br>全解明 経済安保

先端技術をめぐる米中の争いは日本に大きな影響をもたらします。海外からの投資は経済を活性化させる一方、自国の重要技術やデータが流出し安保上のリスクになる可能性も。分断の時代に日本企業が取るべき進路を探ります。

東洋経済education×ICT