O2Oビジネスによる新しい消費行動

《O2Oビジネス最前線・黎明期を迎えた新・消費革命 第2回》

 

 消費の潮目が変わろうとしている。

「最近、駅や街中でスマートフォンを片手に歩く若者が増えた」
 「スマートフォンの画面を友達と見せ合って盛り上がっている」
 「店の中で文字を打ったり、写真を撮ったりと、何やらせわしない」

2011年後半から、スマートフォンの本格的な普及とともに、街中で急増しているこれらの光景を見逃してはいけない。新しい消費者が台頭している兆候だ。

 彼らは、スマートフォンを使った、強力に情報武装した消費者だ。24時間ネットにつながり、あらゆる場所で欲しい情報を検索し、クーポンなどの販促情報をリアルタイムに受け取り、自らも情報を発信し、友人とソーシャルメディアで共有する。

「O2O」(オンライン・ツー・オフライン)ビジネス。ネットのサービスを利用してリアルの店舗に消費者を誘導し、購買を促す、新しい形態のビジネスのことを指す。

新しい消費者は、従来の消費者と大きく異なる行動様式をとる。ネットの情報をきっかけに店舗で商品を購入し、サービスを利用する。消費の冷え込んだ中、企業は、その新しい行動様式をいち早く理解することが必須になりつつある。

消費者の行動はどのように変化するのだろうか。従来と異なる新しい消費行動の違いを具体的な一例から考察してみよう。

次ページO2Oで何が変わるのか?
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