日曜劇場「海に眠るダイヤ」の舞台"軍艦島"の圧巻 当時、最先端の建造物と生活の痕跡がいまも残る
そして長崎といえば、昨年西九州新幹線が開業し、駅も大幅リニューアル。駅周辺は再開発されており、今年10月14日には、サッカーやバスケットボールなどのプロスポーツや音楽イベントなどを楽しめる複合施設「長崎スタジアムシティ」がオープンしました。
ドラマとともに今もっとも盛り上がっている場所でもあります。
『海に眠るダイヤモンド』圧巻のセット
『海に眠るダイヤモンド』の迫力ある島のシーンですが、すべて端島で撮影されたかというと、そうではないようです。繁栄を極めた端島の様子を忠実に再現するため、群馬県に巨大なオープンセットを作り、そこに約1000人の島民役エキストラを集めて撮影されたとのこと。
先述の「地獄段」の階段も、そのセットの中に、ほぼ完全な形で再現されています。人々が離島でわずかな娯楽を求めて集まる映画館やバーが見事に再現され、そこでは離島の物資や水不足などのさまざま問題や、台風に翻弄される街や人々の様子がリアルに描かれています。
現在では無人島となった端島。いま私たちが端島に行っても、そこで生きていた人々が必死に、しかし楽しく暮らしている日常は、決して見ることができません。現代に、映像を通じて、そんな端島や人々の日常を体感できるのは、このドラマの最大の魅力であると思います。
そして、廃墟と化しても魅力ある現代の端島も、今後どのように描かれていくのか楽しみです。
神木さん演じる「鉄平」を取り巻く登場人物の今後、そしてそれが現代パートとどう関連していくのか、人間ドラマとともに楽しみたいと思います。そして、今作をきっかけに、多くの視聴者が端島の歴史や背景を知り、訪れることを期待しています。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら