伝説の整体師が伝授「完全無欠の姿勢」になるコツ 姿勢一つで「何があっても大丈夫」の境地に

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この究極の「自分自身の問題だけ」「自己完結」を具現化しているのが、8の字の体だと思います。外の幸福に左右されない、主導権を開け渡さない。それでいて矢印が外には向かわず(攻撃せず)、ただただ循環を続ける。この力を循環は持っています。

整体として理想の矢印である「8の字の循環」。みなさんには、どんなふうに見えますか?

人間にはまず自分が個体として成立し、その個体が集まって社会を形成しています。社会にはさまざまな人がいて、さまざまな思い、作為、意図が飛び交っています。

そんな「矢印」だらけの社会の中で、私たちは生きていかねばなりません。この8の字の循環は、そんな環境で生きる私たちにさまざまなヒントをくれると思います。

社会は「善悪」を設けますが、8の字にはそれはありません。せめて自分の中にだけは善悪を設けず、自分を信じて生きていく方法があるのではないかと思います。

8の字の循環という世界もあるのだと知ったうえで、目の前の日常の用事から整えていただきたく思います。

背骨とは柱

骨盤の回転から始まったこのお話。いかがでしたでしょうか? これが、人が持つ基本的な骨格のありようです。

発端はとても単純。しかし、影響は後々大きくなる。まるで人生そのものです。

骨盤の回転により背骨の出発点が変わり、背骨の役割がまるで変わってしまう。変わってしまうどころか「柱があるかないか」という、人生を大きく左右するほどの違いになってしまう。

そうなのです、改めて、背骨とは柱です。柱が何を受け持つのか、それによって何が守られるのか。曲がった柱には曲げる力が加わったということですし、その後もその曲がった柱を支えにしていかないといけないでしょう。

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