「新型iPhone」は、軽量素材で大きく進化? アップルが明らかにする新製品の衝撃

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アップルはIBMやシスコシステムズといった、ビジネス向けのアプリやネットワークを提供するベンダーとの業務提携を行っている。さらに、9月末にはビジネス向けクラウドストレージサービスのBOXが開催するカンファレンスにティム・クックCEOが登壇する予定で、ここでも何らかの提携が発表される可能性が高い。

ビジネス向けを強化する過程で、大画面のiPad Proは、ビジネス向けの市場での成功をつかむための起爆剤として企画されている可能性が高い。横目に見ているのは、同様のサイズと高い処理性能を誇るWindowsタブレット、Microsoft Surface Proだろう。価格面でも、1000ドル前後で競合してくることが考えられる。

Apple Watchをさらに普及させる仕掛けとは?

最後にもう一つ、期待されているのがApple Watchだ。ちょうど1年前に発表され、半年後以上たった2015年4月24日に発売された。調査会社のIDCによれば既に360万台を販売し、ウェアラブルデバイスではFitBitに次ぐ2位、スマートウォッチではダントツの1位の売り上げを誇る。

米国では現在、空前のApple Watch販売施策が行われている。全米の家電量販チェーンベストバイでは、1000点を超える全店舗でのApple Watch販売網を整備している最中で、より多くの人々がApple Watchを目にし、試せる機会を増やそうとしている。

こうした大キャンペーンを後押しするための新たなバンドや、売れ筋となっている最も価格安いApple Watch Sportに、女性らしいゴールド系の新色が期待されている。

アップルはiPhoneのシルバー、グレー、ゴールドの3色展開を、iPadやMacBookに展開し、さらにアップルが傘下に収めたBeatsのヘッドフォンにも採用している。Apple Watch Sportには、シルバー、グレーは用意されており、ゴールドが追加されるのは自然な流れと言えるかも知れない。

サンフランシスコの会場の様子と、期待される情報についてまとめた。実際にどのような製品が披露されるのか。発表後に、再びリポートしたい。

松村 太郎 ジャーナリスト

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まつむら たろう / Taro Matsumura

1980年生まれ。慶應義塾大学政策・メディア研究科卒。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア株式会社取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。著書に『LinkedInスタートブック』(日経BP)、『スマートフォン新時代』(NTT出版)、監訳に『「ソーシャルラーニング」入門』(日経BP)など。

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