「新型iPhone」は、軽量素材で大きく進化? アップルが明らかにする新製品の衝撃
今回の会場がサンフランシスコのエンターテインメントの一大拠点であることは、発表内容と関わりがないとも言い切れないだろう。iPhoneと並んで、地元のニュースでも注目されているのが、インターネットストリーミング向けのセットトップボックス、Apple TVの刷新である。
既に2500万台以上を売り上げ、同カテゴリではトップシェアを誇る同製品の3年ぶりのアップデートで期待されるのは、更なるエンターテインメントセンターとしての役割だ。
すでにNetflixやHulu Plusなどのネットストリーミング動画サービスをテレビで楽しむためのデバイスとして人気があるが、アップルはさらに多くのチャンネルを追加し、ケーブルテレビのビジネスをインターネットへと置き換えようとしているかもしれない。
また、iPhone 6と同じ64ビットプロセッサの採用などで大幅に処理能力が高まることから、ゲームコンソールとしての役割も期待される。例えばBluetoothコントローラーやiPhone・iPadを用いて、テレビでゲームを楽しむ新しい使い方の提案も行われるかもしれない。
操作面では、イベントの招待状に「Siri」が言及されているように、テレビにSiriを持ち込む初めてのデバイスになることが期待される。特に、現在はサービスごとに検索を行ってコンテンツを発見してきたが、サービス横断的に検索を行えるようになると、見たいコンテンツにすぐたどり着ける快適さがもたらされるはずだ。
12.9インチの「iPad Pro」が表れる
そしてもう1つ、大きなアップデートとなりそうなのがiPad Proだ。こちらもローカルニュースで詳細な仕様(に関する噂)が報じられているが、12.9インチの巨大なサイズで、iPhoneでも採用される3Dタッチパネルとスタイラスペンを組み合わせた全く新しい操作性が期待される。
iPadは現在、アップルのラインアップの中でも非常に低迷しているカテゴリで、四半期を追うごとに売り上げが減少している。買い換えサイクルが鈍い家庭のコンシューマーには行き渡りつつあり、新たな用途と販路を求める必要性が出てきた。
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