忙しい時つい見失いがちなビジネスの鉄則とは 起業家として大成功したミュージシャンの教え
だが、そもそも、誰かの役に立つからこそ、大きくなっていけるのだ。お金がなかったとしても、誰かの役に立つためにできることはいくらでもある。
最初の一歩は、お金なしでも踏み出せる
それを形にした結果、お金が入ってくることもある。つまり、順序が違うということだ。
小さなことから始めると、目の前の問題を解決することに100%の労力を費やすことができる。
いうまでもなくそれは、将来的にビジネスを成長させるための頑丈な土台になる。
しかも組織のしがらみのようなものに振り回されず、重要なことに集中することができる。
計画も即座に変更できるし、現実の顧客がなにを必要としているかもわかる。したがって、そのニーズに合わせて柔軟に計画を変えていけばいいのだ。
シヴァーズの場合、すでに自分のCDを売るためのウェブサイトをつくっていたため、「cdbaby.com」の最初のヴァージョンをつくるのに数日しかかからなかったそうだ。
なにしろ当初の目的がひとつだけとシンプルで、サイトの仕組みも単純だったという。CDベイビーを立ち上げるのにかかったお金はわずか500ドルで、最初の月の売り上げは300ドル。
しかし2カ月目は700ドルを稼ぎ、以後も月を追うごとに売り上げは増えていった。やがて、それが巨大な富へと成長していった。
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