どんな些細なやり方であれ、人を笑顔にさせることができたら、その人はそのことであなたを覚えてくれるだろう。
残り時間をカウントして表示
僕が創業した会社、CDベイビーでも、ちょっとした工夫が大きな違いをもたらしたケースがいくつもあった。
CDベイビーでは、顧客から注文が入ると、毎日午後5時に、オレゴン州ポートランドにある倉庫から、FedExでCDを発送していた。
そのため、時差のある地域からは、「いまそちらは何時ですか? 今日の発送にはまだ間に合いますか?」という問い合わせの電話がよくかかってきていた。
そこで僕は、コードを2行だけ書き足し、午後5時までの残り時間をカウントして、ウェブ画面に表示するようにした。「次のFedExの発送時間まで、あと5時間18分です」といった具合だ。
これは顧客に大好評だった。
また、CDベイビーでは「顧客からの電話には2コール以内に出ること」を目標にしていた。
一年中、午前7時から午後10時の営業時間中、ずっとだ。
カスタマー・サービスの担当者が忙しい場合は、倉庫のスタッフが対応できるように、社内のいろんな場所に電話機を設置していた。
受話器を取ったら、ひと言目に「CDベイビーです!」と言うのが決まりだった。これも顧客に大好評だった! こんな電話対応をする会社は、なかなかない。
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