ステンレス業界の苦渋、再編も業績改善の特効薬にならず


 国内のステンレス業界に再編の機運が高まっている。2011年11月、業界3位の日新製鋼と5位の日本金属工業は経営統合に向けた検討を始めたと発表した。11年3月期の売上高は、日新製鋼が5453億円(ステンレス部門は1400億円)で、日金工が932億円。12年10月の統合を目指す。

両社が動いた背景にあるのは、収益環境の悪化だ。リーマンショックがあった09年3月期は、主要メーカーで業績を開示している4社すべてが経常赤字に転落(図)。それ以降も厳しい状況が続く。直近の11年4~9月期も業界首位の新日鉄住金ステンレス(NSSC)が61億円の赤字になった。

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 就職四季報プラスワン
  • 内田衛の日々是投資
  • 「合法薬物依存」の深い闇
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
省電力・広域通信“0G”の衝撃<br>IoT化の隠れた主役LPWA

低速ながら電池で数年動くほどの省電力で、基地局から10km以上もの広域通信が可能。 LPWAという通信方式は超高速の5Gとは対極で、関係者に「0G(ゼロジー)」と呼ばれています。検針やモニタリングなど静かな普及の現場を取材しました。