スマホより軽い!振り切った「VRゴーグル」の勝算 VRChatとビジネス用途の要求を同時に満たす

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バーチャル空間
VRChatはアバターをまとって交流するソーシャルVRサービス(筆者撮影)

シフトールCEOの岩佐琢磨氏は、ゲームプラットフォームSteamVRでのVRChatの同時接続者数のデータを示した。そのデータはここ2ヵ月でVRChatの同時接続者数が急速に増加している傾向を示していた。9月時点ではSteamVRだけで平均で3万人程度に達しているという。この数字はMeta QuestやPICO等の単体VRヘッドセットからの接続は含まれていないため、実際の利用者数はさらに多い可能性が高い。

岩佐琢磨CEO
自身もVRChatのヘビーユーザーという岩佐氏(筆者撮影)

この長時間利用という特徴と急速に拡大するユーザー基盤が、VRChatユーザーの要求水準を押し上げている。高画質、軽量、長時間使用への対応といった要素が、彼らにとって必須となっているのだ。

VRChatに特化した新製品の設計

MeganeX superlight 8Kは、VRChatのヘビーユーザーのニーズに徹底的に応える設計となっている。その特徴は、現在主流のVRヘッドセットと比較するとより際立つ。

最も注目すべき点は、その軽量設計だ。MeganeX superlight 8Kは、わずか185グラムという軽さを実現している。これは現在最も普及している無線VRヘッドセットであるMeta Quest 3の515グラムと比較すると、約36%の重量、つまり3分の1強に抑えられている。この大幅な軽量化により、ユーザーの負担が劇的に軽減される。

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