成功して驕らず、失敗して落ち込まず
確固たる哲学を持ち、一所懸命努力して1日1日を精一杯生きていても、それでも失敗することがあるのが人生です。
そのときに「この失敗は神様が与えた試練だから、乗り越えたら、素晴らしい人生が待っている」と前向きに考えることができるか、それとも「こんなに頑張っているのに失敗するのはどうしてなんだ。社会がおかしいじゃないか」と思うかで、人生は大きく変わると稲盛さんは語っています。
稲盛さんは、子どもの頃の自らの体験に重ねて「人生は心に思ったことが現象として表れる」ことを確信しました。さらには、師と仰ぐ京都・円福寺の西片擔雪(たんせつ)老師から因果応報、善因善果、悪因悪果という人生の決まりごとを教えてもらいました。

















