京セラが"タフネス特化"のスマホで目指すこと 10周年のTORQUEがニッチ市場で生き残る戦略とは

2014年の初代モデル発売以降、スマートフォン6機種、折りたたみ携帯1機種を投入してきた(筆者撮影)
変化の中で京セラはTORQUEブランドをどのように進化させ、市場での地位を守り、さらには拡大していくのか。10年の歴史を振り返りつつ、その戦略と課題に迫る。
「タフネス」を継続的に強化
TORQUEシリーズの10年間の歩みの中で、製品コンセプトの進化を遂げてきた。当初、TORQUEは「ラグ(RAG: Rugged, Anti-shock and Waterproof)」というコンセプトを掲げ、物理的な高耐久性を追求してきた。高耐久性へのこだわりは、一連の厳しい試験によって裏付けられている。

強靭な機構設計でタフに使える耐久性を担保している(筆者撮影)
例えば、1メートル四方のボックス内で端末を500回連続で落下させる「タンブル試験」や、尖った金属片を落とす「金属落下試験」を実施。さらに、2メートルの高さからアスファルトに落とす試験も行っている。これは中型トラックのダッシュボードや大型車の座席からの落下を想定したものだ。
耐久性テストの項目は世代を重ねるごとに増やしており、G06では29項目もの試験をクリアするなど、ハードウェア面での「タフネス」を継続的に強化している。

耐久試験は機種を更新するごとに種類が増えている。最新モデルのTORQUE G06では鋭利な金属を画面に落下させる試験を行っている(筆者撮影)
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