京セラが"タフネス特化"のスマホで目指すこと 10周年のTORQUEがニッチ市場で生き残る戦略とは
こうした取り組みにより、G06ではドイツのiFデザインアワードに挑戦し受賞を果たすなど、デザイン面でも国際的な評価を得ている。
熱心なユーザーに支えられている
京セラはユーザーとの関係強化にも注力している。「TORQUE Style」と呼ばれるファンコミュニティサイトを立ち上げ、ユーザー同士の交流や情報共有の場を提供。会員数は2万名を超えている。
10月12日にはTORQUE 10周年記念ユーザーイベントが開催された。東北や北陸、関西からの参加も含め、約20名が京セラのみなとみらいリサーチセンターに集まった。長年TORQUEを愛用するユーザーたちが、それぞれの体験を語った。
ある女性参加者は、G01モデルから4世代にわたって使い続けているという。彼女によると、原付バイクから落としても壊れなかった経験から、製品の耐久性に強い信頼を寄せているそうだ。
別の男性参加者は、カシオのタフネススマホの時代からの愛用者だという。バイクでのツーリング中にナビや撮影に活用しているそうだ。転倒時に端末が飛んでいっても、電池を戻せばすぐに使えたという。
釣りが趣味という男性ユーザーは、G02の海水対応機能に惹かれて購入したと話す。カヤックで海釣りをする彼は、海中での撮影にも躊躇せず使用するという。防水ケース付きの一般的なスマートフォンと比較しても、より安心して水辺で使えるとアウトドアでの使い勝手の良さを語った。
イベントにはほかにも自転車愛好家や登山家、自衛隊員など、さまざまな背景を持つユーザーが参加していた。参加者たちは、それぞれの経験に基づいてTORQUEの利点を語るとともに、今後の機能改善や新機能への期待も率直に述べていた。
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