「いま最もApple的」な新興デジタル製品メーカー《Nothing》の正体。透明パネルが特徴、ファンと独特な関係。注目のイギリス発ベンチャーを解説

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イギリス・ロンドン発のスタートアップ「Nothing(ナッシング)」が、デジタル製品界隈で注目されている(提供:Nothing)
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イギリス・ロンドン発のスタートアップ「Nothing(ナッシング)」が、日本の消費者の目にも入るようになったのは昨年ぐらいから。スマートフォンを主力製品としているが、スマートウォッチとワイヤレスイヤホン市場では、大手ブランドに比肩する存在感を早くも見せはじめている。

主力のスマートフォンで、はじめてのフラッグシップモデル「Phone (3)」と、ワイヤレスヘッドフォン「Headphone (1)」を発売。直販のみならず、携帯電話キャリア(楽天モバイル)からの販売も始まる。

一部のマニア向けブランドだった同社製品が、一般消費者に広がりを見せるかどうかに注目が集まる。

透明パネルを多用した独自のデザイン

まだ活動開始から4年ほどしか経過していないというのに、このベンチャー企業が生み出す製品には“ブランド”と言って差し支えないパワーが生まれ始めている。その背景にあるのは、彼ら自身が掲げる企業コンセプトだ。

Nothingは2020年にOnePlusというスマートフォンメーカーの共同創業者カール・ペイ氏が設立したテクノロジー製品のベンチャーだ。同社は、「テクノロジーを再び楽しいものにする」というビジョンを掲げ、スペック競争に偏重して“画一化”が進むスマートフォン市場において、デザインと使いやすさ、利用スタイルの提案性に焦点を当てた戦略を展開している。

Nothing
Nothingを設立したカール・ペイ氏(右)(筆者撮影)
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