では、そうした環境下でどのようにしてモチベーションを維持していたか、についてお答えします。
これは、率直に申し上げて、「周りにモチベーションの源泉を求めない」というスタンスだと思います。
周りのライバルが、何を言っているかを気にするのは、短期的にはいいかもしれません。しかし、長い目で見ると、モチベーションの継続が怪しくなる可能性があります。思考や行動のベースが「他人と比べた自分」になり、自分という大切な主語が不在になってしまうからです。
他人が自分の人生の責任を取ってくれるわけではない
周りの誰かに頼る、または周りの意見を聞いてそれを重宝する、といったことを前提に生きてしまうと、それを逃げの口実にする甘えが生じる可能性すらあります。ほかの人がけーすけさんの人生の責任を取ってくれるわけではありません。
したがって、最初から周りに期待などせず、頼らなければいいわけです。逆に言えば、自分の人生に責任を取れるような強さを身に付ける努力をすればいいのです。独立した大人に向かって成長することを目指してください。自分の頭で考え、時には失敗をしつつ一歩一歩自分の足で歩んで行く、これこそが自分の中から湧き出るモチベーションの源泉であり、長期にわたってのあらゆる分野における向上心を維持する秘訣です。
そういう考えで日々を過ごしていると、よく言われるような「自分の意見や主張がない人」にはなりません。自分の考えや意見を形成する練習を毎日のようにしているので、自分の中にきちんとした判断基準が形成されるからです。そして、自分の意見や主張があることは、就職においても、けーすけさんの今後の人生においても、プラスに働くことでしょう。
私自身、定員割れで受かった都立高校を経て平凡なレベルの大学出ですので、一流大学出身のピカピカな人たちと比べると偏っているのも事実です。でも、それでいいのです。完璧じゃないけれど、それこそが個性ですし、私の人生ですから。
ガンバレ、けーすけさん。そして一流大学以外の出身者たち! 自分の可能性をあきらめず、過去じゃなくて将来を見据えて自分自身の人生を生きようぜ!
※安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら