株式投資で5年後に勝つ人が見逃さない2つの視点 ブームに乗っかる企業が生き残れる力の源は何か

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
そろそろ投資をはじめたい。
今ではすっかり世の中に定着した缶入りやペットボトル入りのお茶ですが、タピオカドリンクとお茶の命運を分けた要素はなんだったのでしょうか(写真:Ushico/PIXTA)
新NISAがはじまり、日経平均がバブル期以来の高値を更新した2024年。「投資をはじめるにはぴったりのタイミング」と語るのは、渡部清二さん。5年で塾生が10倍に急増中の投資スクール・複眼経済塾の塾長を務める“株式投資の達人”です。
株式投資の勝機を探るうえで、押さえたいのが世の中の「ブーム」。ただ、見るべきは今ではありません。新著『そろそろ投資をはじめたい。』より一部抜粋、再構成してお届けします。

ブームには正しい乗っかり方がある

世の中には「ブーム」というものが存在します。

記憶に新しいところだと、タピオカブームがありましたね。タピオカは何度かブームが訪れていますが、最近では2018年ごろからの第三次ブームを覚えていらっしゃる方も多いでしょう。街中にタピオカドリンクを提供するお店が溢れかえりました。

さて、タピオカに限らずブームになったものには、たくさんの人が押し寄せます。人が集まって買われているなら、株としても有望なのでしょうか。

ここですぐに飛びつくのは、非常に危険です。ブームを考えるときにはいくつかの視点があります。

最も大切なのは、5年後を想像できることです。

ブームには、必ず終わりが来ます。ブームに終わりが来て、定番と化したものだけが残るのですが、それには厳しい戦いを勝ち抜く必要があります。つまり、5年はブームの荒波に揉まれても生き残れるだけの力があるかどうかを考えることが重要なのです。

次ページどうすれば5年後を想像できるか
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事