自己効力感の低い人が陥っている「症候群」の正体 成果重視の人は、自分は力不足だと思う傾向

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創造的な思考
・ 抽象的な概念を整理・創出することが求められる
(例)芸術、歴史学、考古学、哲学、神学など
・コンテクストを理解した上で、自らの目的意識に沿って、方向性や解を提示する能力
ソーシャル・インテリジェンス
・理解・説得・交渉といった高度なコミュニケーションをしたり、サービス志向性のある対応が求められたりする
・自分と異なる他者とコラボレーションできる能力
※ソーシャル・インテリジェンス=社会的知性、コミュニケーションや協調性などの能力
非定型
・役割が体系化されておらず、多種多様な状況に対応することが求められる
・あらかじめ用意されたマニュアルなどではなく、自分自身で何が適切であるか判断できる能力

AIが目覚ましいスピードで進化することによって、多くの仕事のあり方が変わり、なくなる仕事もあるかもしれません。そんなAI時代を迎え、先行き不透明な時代にこそ、磨いておくべき“人だからこその能力”があります。

「創造的な思考」はその一つです。これまでの方法では対応できない課題を解決するために、新しい概念や手法といった複数の領域をつなぎ合わせて発想する力はAIにはない、人に求められる能力です。

AIは人間が作ったルールや構造に従って、情報を蓄積、分類しそこから学習することを得意としています。つまり、高度で複雑な内容であっても、パターンが決まっている仕事ではAIが力を発揮して遂行してくれますが、状況に応じて、多種多様な判断や対応が求められることはAIの苦手分野なのです。

「AIを使いこなす力」が必要に

さらに「AIを使いこなす力」が必要になります。その力を発揮してそれを遂行するためには、個人の資質としてのメンタリティが非常に重要です。

そこで、何か新しいことに取り組むときに「自分ならできる」という信念を持ち、自らの行動を主体的にコントロールできる「自己効力感」が重要な役目を果たします。

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