ジム・ロジャーズ「世界的視野で投資する時代」 一代で富裕層になった人に「共通する思考法」
投資家のジム・ロジャーズ氏は「誰もが早くからお金に興味を持つべき」と言っていますが、早期から稼ぐ練習をすることは重要です。
「私は5歳のときに初めて仕事をしました。野球の試合で、みんなコカ・コーラのペットボトルを投げるので、そのコカ・コーラの空き箱を集めるのが僕の仕事だったんです」
ロジャーズ氏も20代で猛烈に働いて大成功をして、37歳で引退をしています。レイさんも初任給で購入した不動産をリノベーションして転売をして最初の1億円を20代のときに作っています。
会社員の場合も欧米人は転職などを繰り返して自分の市場価値や年収を上げる工夫を常にしています。周りの成功をしている起業家の多くも、20代など扶養家族がいない時期など早くから起業している方が多いと感じます。
不動産であれ、株式投資であれ、事業であれ、皆、早くから始めて長くやっている方が多く、経験や技術の蓄積は大きいと感じます。
「小さなお金」であっても無駄にしない
一代で10億円以上の資産を作っている方は不動産や株式投資をしてインフレの波に乗ったなどはあるものの、投資ができるように普段の生活は倹約している方がほとんどです。たくさん稼いでいるのに、一般の会社員の方よりも使わない印象です。
例えば、不動産などの大きな買い物をする際に、普通の人は細かなフィーは気にしないという場合もあります。総額につられてしまって、小さな諸経費は目が向きにくくなります。しかし、超富裕層は小さな経費なども細かく確認をし、必要のないものは一切払いたがりません。
彼ら自身も若いときは投資資金が限られていたので、そこから投資にお金を捻出できるよう精一杯努力をしたのでその習慣が身についているのだと感じます。また、彼らの多くは大失敗ももちろんしていて、得られる報酬が定期収入ではないという厳しさもあるのかもしれません。
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