ジム・ロジャーズ「世界的視野で投資する時代」 一代で富裕層になった人に「共通する思考法」
シンガポール在住FPの花輪陽子です。ジム・ロジャーズさんを含めたシンガポールの超富裕層等と一緒に仕事をしていますが、彼らに共通して言えることに、マーケットを世界的な視点で見ていることが挙げられます。
日本株以外にも目を向けよ
日本市場は8月の上旬と9月上旬に不安定な動きをしましたが、そのニュースは日本では大きく報じられたものの、世界ではメディアの一面を賑やかすような記事ではありませんでした。ロジャーズ氏は、次のように指摘します。
「一連のブラックマンデーと8月の日本株の下落とでは規模が違います。確かに日本では、トップニュースではあっても、世界中のほとんどの人がそれに気づいていたかどうかは疑問です。メディアが取り上げる価値のある話題かというと、それは日本だけの話です。世界はもっと広いですからね」
実際に私が仕事をしているアメリカ人の超富裕層の女性(レイさん)もバカンス中で、ビーチでリラックスしており、日本市場の下落には気づいてもいませんでした。彼女は欧米の株は保有していますが、日本株は投資をしておらず、どちらかというと不動産に興味があるということでした。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら