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キャリア・教育 #生まれつきの才能は不要 東大「逆転合格」の作法

「夏に頑張っても結果出ない」東大生が語る"要因" 夏休み頑張っても模試の成績伸びないのはなぜ

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漫画で描かれているとおり、成績はカーブを描いて伸びていくものです。最後の最後で伸びていくため、「11月になって一気に成績が上がった」という受験生だってザラにいます。去年僕が教えていた生徒の中にも、今までは志望校でE判定だったのに、最後の模試で一気にA判定に浮上した人がいました。

なぜこんなことが起こるのか? その理由は、「定着」には時間がかかるからです。野球でも、フォームを理解して「こうやって打てば、球が前に進むんだな」ということを頭でわかっていたとしても、身体が追いついていないことが多いでしょう。何度も素振りをして、身体に刻み込まなければ、ミスしてしまうことも多いはずです。

勉強もそれと同じです。学んだことを身体に定着させるのには時間がかかるのです。

例えば数学で覚えた公式を、テスト本番で使えるようになるためには、その公式を使って何度も練習を繰り返す必要があります。「こういう問題ではこの公式が有効なんだ」「ここで間違えやすいんだ」ということを5回以上経験しなければ、本番で使えるようになりません。

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英語であれば、新たに覚えた英単語・英文法を、長文問題や英作文問題で使えるようになるためには、2〜3カ月はかかります。1日がっつり英単語・英文法を覚えた程度では問題が解けるようにはならず、何度か「あ、この単語、この前勉強したやつだな」という経験を重ねないと、成績にはつながっていかないのです。

ほかの科目でも同様です。何度か忘れつつ、間違えつつでないと、なかなか定着しない。でも、一度定着してしまえば、自然に使いこなせるようになります。

勉強もできるようになるときは一瞬

自転車に乗れるようになったときのことを思い出してください。補助輪をつけないと乗れなかったのに、練習を続けていたら、ある時期から補助輪なしで乗れるようになって、そこからはずっと乗りこなせるようになった。そんな人も多いのではないでしょうか。それと同じで、一度乗れるようになれば、あとは忘れないのです。

勉強もできるようになるときは、一瞬です。「だんだんできるようになる」というより、「ある地点から一気にできるようになる」というほうが正しいのです。

9月の時点まで模試の結果が振るわないという人も、志望校との距離がまだ遠いという人も、安心してもらえればと思います。今の時点では結果につながっていないかもしれませんが、一気に成績が上がるタイミングが来るはずです。今は結果が出ていなくても、耐え忍んで勉強に励んでもらえればと思います。

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