アマゾン突然「週5出社義務付け」社内の阿鼻叫喚 週3→週5出勤になって社内チャットは荒れ模様

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ニューヨーク・タイムズが閲覧したアマゾンの社員向けサイトには、出社はIDバッジのスワイプでモニタリングされ、勤務地にチームのメンバーがあまりいない場合でも出社が義務付けられると記されていた。

また、会議室をより利用しやすくする取り組みや、従業員の増加に対応するためオフィス内に約3500の「電話ブース」を増設する作業が進められているとも書かれていた。

従業員の気分はだだ下がり

アマゾンの社内メッセージチャンネルは、メッセージのスクリーンショットを見る限り、変更に対する不満であふれた。「控えめに言っても、すべてがとても憂鬱(ゆううつ)で、やる気をなくさせる」と、あるメッセージには書かれていた。今回の変更がアマゾンの掲げる「地球上で最高の雇用主」になるという使命にどう合致するのかと疑問を差し挟むメッセージもあった。

テック企業はパンデミックの初期にオフィスを実質的に閉鎖したが、その後は従業員の出社を少しずつ復活させている。マイクロソフト、グーグル、メタ、アップルといった大手テック他社は現在、週2〜3日をオフィスで働くよう従業員に求めるようになっている。

働く場所の柔軟性を従業員に与えることで、企業はオフィススペースの費用を節約し、柔軟な働き方を給料以外の特典として提供できるようになった。しかし経営層は、それによって犠牲になるものもあり、そのような犠牲はもはや望まない、という立場を強めている。

生産性を重視する経営層からは、オフィスの外では人々の活動がパンデミック前のレベルに完全に戻っているという指摘も上がっている。

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