"東大理3"合格掴んだ「録画勉強法」のスゴい効果 自分が問題を解いている様子をスマホで撮影

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いかがでしたか? 特に大学入試では、問題の量が多く、ずっと集中できるわけではありません。集中力が途切れてしまったり、眠くなったり、姿勢が崩れてしまうこともあります。

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この勉強法を実践すると、「あれ、なんでこんなくだらないところで間違えたんだろう?」と感じるようなケアレスミスをしているときに、自分がどんな表情をしていて、どんな姿勢だったのかを確認することができます。

録画を見直し、ミスのパターンを確認

いざ動画を確認してみると、ケアレスミスをしているときには姿勢が悪くなっていたり、あくびをして気が抜けていたり、同じパターンでミスをしてしまっていることが多いのです。

僕がこの方法を実践したときには、「頬杖をついて問題を解く」とケアレスミスをする割合が高くなっていることがわかりました。

ほかの東大生に聞くと、険しい表情をしているときにはミスが多くなっていたという人もいました。こういうことは、カメラで録画しておかないとわかりませんよね。録画を見直すことで、自分のミスのパターンを理解することができるのです。

また、時間を計って大学入試の過去問を解く場合にも、この勉強法はとても効果があります。

「自分がどの問題で、どれくらい時間をかけているのか」ということも理解できるのです。

「あ、1番の問題には15分かかっているのか。でもこれ、10分くらいで解けないと、時間が足りなくなってしまうよな」「2番3番にかけている時間は、30分ぐらいか。だから4番で時間が足りなくなってしまったんだな」というように、過去問を解いたときの反省をすることができるのです。

「カメラで撮って、自分のことを客観的に見ることで、できなかった部分について反省する」というのは、陸上部の人や、オリンピックを目指す選手もよくやっている方法です。それと同様のことをしたほうが、勉強面でも結果を出すことができます。みなさんもぜひ、試してみてください。

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西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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