初代から8年、2024年の「AirPods」は何が違う? 初代から8年、最新AirPodsを買うなら、この後の展開も念頭に

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AirPods 4のノイズキャンセリングは、試してみるまではなんともいえないが、ユーザーの利用目的によってニーズが異なると思う。AirPods Pro 2のピタッと密着して外部音が聞こえなくなる感覚に恐怖を覚える人もいるというし、そもそも窮屈で嫌いという人もいる。

密閉感が少ないほうが好みであれば、AirPods 4のノイズキャンセリングモデルを試してみるといいだろう。

なお、AirPodsは、メルカリなどで中古品を求めるのはお勧めできない。AirPodsのバッテリーは非常に小さいため、利用状況にもよるが、だいたい2年で劣化する。安いからとバッテリーが劣化した製品を買ってしまうと、実際に使える期間は短いということになる(保証期間外のバッテリー交換は、本体が買えるほどの価格になる)。つまり、やはり上記3機種の新品購入がお勧めということだ。

AirPods 4の驚くほど多くのフィーチャー
アップデート項目が非常に多かったAirPods 4(写真:アップル)

将来のことも考えると…

Proがいいという人が気に留めておくべきなのが、心臓部にH2チップを搭載したAirPods Pro 2が発売され、すでに2年が経過している点だ。

来年にかけて、Apple Intelligenceでの利用に最適化されたH3搭載のAirPods Pro 3が出ることは充分に考えられる。AirPods 4はともかく、今AirPods Pro 2を買うなら、その展開は想像しておいたほうがいい。

なお、AirPodsのラインナップには、オーバーイヤータイプのAirPods Maxもある(8万4800円の高級ヘッドホンであることから、本稿では選択肢から省いている)。こちらは新要素としてUSB-C充電の対応とブルー、パープル、ミッドナイト、スターライト、オレンジの新カラーが案内された。

AirPods Max
USB-Cコネクターと新色を得たAirPods Maxだが、チップセットは残念ながらH1のまま(写真:アップル)
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村上 タクタ 編集者・ライター

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むらかみ たくた / Takuta Murakami

iPhone、iPadなどアップル製品を中心に扱うガジェット・テクノロジー系編集者・ライター。カリフォルニアでのWWDCやiPhone発表会には2016年頃から継参加。趣味の雑誌の編集者として、’92年から約30年で約600冊の雑誌を作ってきた。バイク雑誌『ライダースクラブ』に携わり、ラジコン飛行機雑誌『RCエアワールド』、海水魚とサンゴ飼育の雑誌『コーラルフィッシュ』、デジタルガジェットのメディア『flick!』『ThunderVolt』の編集長を務める。HHKBエバンジェリスト、ScanSnapアンバサダー。バイク、クルマ、旅、キャンプ、絵画、庭での野菜作り、日本酒、ワインと家族を愛する2児の父。娘はロンドン、息子は台湾在住。

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