
「中小M&Aガイドライン」の普及を目的に、中小企業庁が作成したチラシ。担当者は「M&A仲介会社だけではなく、売り手企業にもガイドラインの内容を理解してほしい」と呼びかける(撮影編集部)
中小企業庁は8月30日、「中小M&Aガイドライン」の改訂版を公表した。ガイドラインは2020年に初版が策定され、昨年の改訂に続いて今回が第3版となる。
今回の改訂は、中小企業のM&Aで多発するトラブルの防止に主眼が置かれている。次々と買収した会社から現預金を引き抜き、行方をくらます詐欺的な行為を繰り返した「ルシアンHD事件」をはじめ、会社を売却したのに旧オーナーの経営者保証が解除されないといったトラブルが全国各地で起きている。
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