日経平均、1万7000円割れはあるのか NYダウは204ドル安で下げ止まらず
25日のNYダウは大きく上昇して始まったにもかかわらず、終値は前日比204ドルも下落、1万5666ドルとなってしまいました。これを受けて、日本株はどう動くでしょうか。まずは週明けの24日(月)に戻って、ここから考えて見ましょう。
日本株が下げ止まる条件とは?
24日の日経平均株価は前週末比で895円安と、今年最大の下げ幅を記録しました。それでも「セリングクライマックス」(皆が総弱気となり大量の売り注文が市場に出て、相場があく抜けする)ではありませんでした。
では続く25日(火)はどうだったでしょうか。取引時間中に安値から約1000円上げてから約1000円下げるなど、乱気流に巻き込まれ制御不能状態になってしまいました。24日のNYダウ平均は一時約1000ドルも下落しましたが、世界的にかなり変動が激しくなっています。結局は1万9000円の心理的節目でも買いの力が勝ることはなく、25日は1万8000円も割り込んでしまいました。また25日のダウ平均も先述のように終値は前日比204ドル安に終わっています。
「上げ100日、下げ3日」という相場格言もありますが、6月24日につけた年初来高値2万0952円が目前だった8月上旬からの急落劇は、まさにその通りの展開といえます。これで、筆者が当面強いサポート水準(もし株価が下落した際に、下げ止まりやすい価格帯)になると信じていた7月9日の安値1万9115円を下回り、短期的なチャートは崩れてしまいました。
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