日本株は、やっぱり下落する懸念がある

米国株は崩れているのに「理由なき上昇」の謎

「夏が来れば思い出す」でおなじみの尾瀬。霧の向こうにある山は、日経平均の2万2000円台だろうか。それとも「2007年8月」を想起させるようなことが起きるのか(写真:yokko / PIXTA)

前回7月26日(日)の当コラム「米国株の『本格下落』が、いよいよ始まった」では、「米国の高PER(株価収益率)は維持が難しいのではないか」と述べた。

NYダウに比べ、堅調な日経平均の謎

その後米国株は、一時は戻ったが再度軟調となり、特にNYダウ工業株指数は弱く、8月6日(木)には1万7419ドルと、2月上旬以来の安値を記録し、週末の7日(金)はさらに下押して1万7373ドルで引けている。

ところが先週の国内株式市況は、米国株価の調整にもかかわらず比較的堅調な展開だった。このところのNYダウ(6日まで)と日経平均株価(7日まで)の前日比騰落率を並べると、

米(7/31)0.3%下落→日(8/3)0.2%下落

米(8/3)0.5%下落→日(8/4)0.1%下落

米(8/4)0.3%下落→日(8/5)0.5%上昇

米(8/5)0.1%下落→日(8/6)0.2%上昇

米(8/6)0.7%下落→日(8/7)0.3%上昇

と、完全に米国株価の動向を無視している。

もし上記の日々において、米国株と同率日本株が下落したとすれば、8月7日(金)の日経平均は2万0207円が妥当となる。実際の週終値は2万0724円であったので、どうも500円幅ほど、ずれが生じているようだ。

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