夢の国へ行く人が陥る｢借金ディズニー｣の実態 借金をしてもディズニーに行く人たちの言い分

彼女は、バケーションを予約する前に、緊急用も含めてしっかりと貯蓄が貯まるまで旅行を控えるよう勧めている。

しかし、それがすべての家族に通用するわけではない。レベッカ・ミッチェルは、自分と現在大学生である子どものディズニー旅行のために、多額のクレジットカードの借金を背負っていた。アイオワ州に住むシングルマザーのミッチェル（48）は、製造資材を販売する会社で事務の仕事をしており、時給は15ドルだった。

当時、彼女は節約や予算管理はあまり役に立たないと思っていた。何とかお金を貯めても、経済的な緊急事態が起これば、そのお金は消えてしまう。

「お金が貯まるのを待っていたら、こんなことはしなかった」とミッチェルはディズニー旅行について語った。

「子どもが大きくなってからは、思い出がすべて」

ミッチェルは2008年に初めて子どもを連れてディズニー・ワールドに行き、その後も定期的に訪れている。彼女の戦略は常に、旅行を予約し、途中でそれを解決することだった。

彼女は、子どもとの旅行には通常2500ドルかかると見積もっている。ディズニーでバケーションを予約する場合、家族はチケットと宿泊施設を予約するために最低200ドルの前払金を支払う必要がある。

ミッチェルはまずそれを支払い、旅行の数週間前、可能なときに可能な方法で追加の支払いを行った。出発の時期になると、残金をクレジットカードで支払い、通常6カ月以内に借金を完済した。

ミッチェルは、借金をしたことに後悔はないと言った。「私は若く、子どもも小さかった。その時が重要だった」とミッチェル。「特に子どもが大きくなってからは、思い出がすべてだ」。