都心で「広い部屋」入手する!裏ワザ"間取り革命" まずは「頭の体操」が大事!「捨てていいもの」は?

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もちろん、これらの戦略は同居する家族やパートナーの理解が大前提だ。

家族と話し合い「自分らしい間取り戦略」を練る

とはいえ、妻から「アイランドキッチンがあこがれ」「広い洗面所とメイクスペースがほしい」などと言われて、よくわからず困り果てる男性もいるだろう。

キッチン=女性の城という古い発想のままなら、これらは家における妻の領土拡大、夫の家庭内の領土縮小につながる。

ひと昔前ならそれでもよかったのかもしれないが、今は育児から洗濯・調理など、昔ながら家庭機能の外部化が進んでいる。

女性の社会進出によってその傾向はさらに強まっているのだから、「常識」を疑ってみれば、マイホームの空間を節約できる余地は大きい。

・〇人家族だから〇㎡以上必要だ
・リビングルームは広いほうがいい
・家族全員の個室が必要だ
・収納スペースは大きいほうがいい
・キッチンはとことんこだわったほうがいい

これらの常識が、自分たちのライフスタイルに本当にあてはまるのか、節約の余地はないか、よく考え、話し合ってみてほしい。

当たり前の間取りを疑うことで、広さと価格を優先して不便な場所にマイホームをもつリスクが減り、資産価値の高い都心(駅近)マンションを手に入れることが可能になるかもしれない。

山下 努 不動産ジャーナリスト

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やました つとむ / Tsutomu Yamashita

朝日新聞経済記者、朝日新聞不動産業務室員を経て、現在はフリーの経済ジャーナリスト・経済アナリスト。1986年朝日新聞社入社、大阪経済部、東京経済部、『ヘラルド朝日』、『朝日ウイークリー』、「朝日新聞オピニオン」、『AERA』編集部、不動産業務室などに在籍。2023年朝日新聞社退社。不動産業(ゼネコン、土地、住宅)については旧建設省記者クラブ、国土交通省記者クラブ、朝日新聞不動産業務室などで30年以上の取材・調査経験を誇る。不動産をはじめとする資本市場の分析と世代会計、文化財保護への造詣が深く、執筆した不動産関連の記事・調査レポートは1000本以上に及ぶ。

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