さて、日本の分譲マンションはほとんどが「既製品」であり、「間取り」が決まっている。
海外のような内装や細かい間取りも含めたスケルトン住宅は皆無に近い。リセールバリューも、標準的な間取りが最も価値が高いとされる。
これでは永遠に日本の従順な消費者の「間取りへの問題意識」は育たない。
アコーディオン式ドアなどで簡易的に間取りを変える程度で終わってしまう。
しかし、「間取りの常識」は、時代とともに変化するものだ。
歴史を振り返れば、昔の戸建て住宅によくあった「応接間」は、交友関係の希薄化などからリストラされ、ほぼ絶滅している。
現在はリビングルームとキッチンを広くとる間取りが主流だが、それが古くなる時代が、もうそこまできているかもしれない。
頭の体操で「何がリストラできるか」を考える
1億円超マンションではなく、都心に近く手の届く5000万〜7000万円マンションで快適に暮らすには、住環境をコンパクトにする「間取り革命」が不可欠だ。
自分に合った無駄のない間取りであれば、多少狭くても快適に暮らせるはずだ。
まずは、「マンションの広さは60㎡で十分」「そのために間取り革命を実践する」と考えてみよう。
住宅に必要なスペースは、人それぞれ違う。
これまで「あって当たり前」「重視するのが当たり前」
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