また菌に分解される前に拭き取ることは汗臭対策のひとつですが、「どんなツールで汗を拭うか」という視点も見逃せません。とくにミニタオルやハンカチで拭っている人は要注意です。というのも皮膚常在菌も付着してしまうため、タオルやハンカチで脇を拭うことは、結局「菌が汗を分解する」原因になってしまう可能性が高いから。そこで私は、使い切りのデオドラント制汗シートを推奨しています。
ちなみに汗を拭きとりやすくするため、私自身は数年前からカミソリで、脇のムダ毛を定期的に処理しています。そこまでやる必要はないかもしれませんが、実際のところ、汗は拭きとりやすくなっていることを報告いたします。
ノンアイロンニットシャツの盲点
ドライ機能のついた肌着を選んだとしても、半袖シャツやポロシャツの袖まわりがピタッとしていては、脇に汗が溜まってしまいがちです。ビジネスシーンにおける半袖シャツやポロシャツをスタイリッシュに見せるには「アームホールがピタッとしたものを選ぶ」というセオリーがありますが、汗臭対策には反比例してしまうのです。そこで、半袖シャツやポロシャツの生地感にもこだわりましょう。
ここ数年、ポリエステル100%で編んだニットシャツが流行っています。商品名は企業ごとに異なりますが、ポロシャツのように柔らかな生地感のワイシャツで、洗濯シワがまったくつかないため「ノンアイロンニットシャツ」と呼ばれることもあるようです。機能のお陰で重宝されていますが、コットン混紡シャツに比べて、汗が溜まりやすい傾向にあります。汗臭について懸念がある場合、同じノンアイロンであってもコットンが混ざっているものを選びましょう。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら