組織風土改革に「マジック」は存在しない。
日常の中での小さなことを大切にし、それを実践する従業員を粘り強く増やしていくことが肝要である。
カルチャー変革=従業員の「主体性」を回復させていく
たとえば、「あいさつを励行する」「こまめに声をかける」「困っている人がいたら助ける」「何かをしてもらったら感謝を伝える」「がんばっている人がいたら褒める」など、小さな行動の積み重ねこそが良質な組織風土をつくり上げていく。
組織カルチャーとは組織の「土壌」である。
健全な「土壌」は、毎日、みんなで土を耕し、石ころを拾い、水を撒くことによって手に入れることができる。
それをすべての従業員が自覚し、小さなことを実践することが大切である。もちろん、なかには否定的な人もいるだろう。
しかし、組織の過半の人たちが、自分たちが働く環境をよりよくすることの重要性を認識し、行動すれば、否定的な人たちもやがて変わっていく。
カルチャー変革とは、従業員の「主体性」を回復させていく取り組みにほかならない。
オープンでフラット。自由でのびやか。多様性を尊重しながら、連帯感を生み出す。
そんな「新しい共同体」が創造できれば、そこに積極的に参画したい人は間違いなく増えるだろう。
*この記事の前半:「悪しき"昭和の組織文化"」は"職場を殺す"大問題だ
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