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絶好調!半導体エヌビディアのすごみと"死角" 大口客GAFAMが半導体を内製化したらどうなる

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2022年末に登場した「ChatGPT」によって、世界中の大手IT企業は生成AIの開発に躍起になった。膨大な計算を行うための計算資源として、こぞって買い求めたのが、エヌビディアのGPU(画像処理装置)だ。その結果、24年1月期の同社の純利益は298億ドルと、前期比で約7倍に急拡大。AI半導体市場における独占的なポジションも手伝い、営業利益率は驚異の54%を誇る。

ソフトこそが力の源泉

エヌビディアの創業は1993年。同社のGPUはもともとゲームなどのグラフィックを滑らかに描画するために使われてきた。

CPU(中央演算処理装置)に比べて大量の演算を一度にするのが得意という特徴から、00年代から気象予測など物理シミュレーションを行う研究者の間でも活用されるようになる。そこでエヌビディアは06年、ソフトウェア開発環境「CUDA」をリリース。ゲーミングに限らず、GPUを使ってさまざまな用途の計算ができるよう、汎用化を進めてきた。

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