夏野・ホリエモン、「激烈な報酬格差は当然だ」 「WORK RULES!」刊行記念"働き方"対談

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

夏野:自分でどこまで決定できる人なの?

堀江:その人がいないとその事業できないんですよ。

夏野:これじゃあ、小さくしぼんでいくでしょう。

堀江:だから、なんかもったいないなと思って。

5年で成長できないトップは変えろ

夏野:日本は中小企業が支えているみたいな話ってあるじゃない。私の出ているテレビ番組でもいくつか紹介されていて、すごいラーメンの製麺機とか餃子の製造器を6人だけで作っている会社があるとか。優れた技術がいっぱいある。そういう報道をずっとやっていて、「すばらしい! こういうのをもっとプロモーションしないと」とかやっていたんだけど、ふと気づいたの。

満員の会場は、時に笑いに包まれた

よく考えたら、こんなにすごい技術を持っているのに、社員6人でやっているということは、「これは経営能力がないのではないか?」って。社長が直接に機械を調整している。技術者としては優秀だけど、それって社長の役割ではないだろうと。周りはみんな、「技術は持っているから社会のせい」って言い始めている。これって違うでしょう。経営者の問題。そういう会社は外から人を呼んでこない。自分の思いどおりにならないから嫌がる。

堀江:だからJリーグも、今の理事会じゃなかったら僕らは呼ばれなかった。

夏野:経営者は責任が問われるので、5年間でもいいけれど、まったく成長できなかったり、時価総額が上がらなかったら、自動的に辞めさせる。変えることで絶対意味があると思います。

山田:ソフトバンクのニケシュ・アローラさんも時価総額を上げるというミッションがあるから、あれだけの高額報酬でも安いわけですね。

夏野:将来、何兆円もの価値になるかもしれない。

堀江:インドはすごいですよ。この間インドに行ってきたのですが、ソフトバンクのファンドがガツンガツン入っています。スナップディールとかメッセンジャーの会社とか。

次ページ2人の「私のワーク・ルールズ」はこれ!
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事