ロックの神様不在でも「フェンダー」はなぜスゴい 東京・原宿の旗艦店は来客数が尻上がりに増加
――旗艦店の役割は?
楽器を演奏したり、音楽を聴いたり。価値ある体験を提供するのが、この旗艦店の役割である。
ここには20代半ばから40代半ばのアマチュアプレイヤーのみならず、これからギターを始めようとしている人たちも訪れる。また、毎週のようにアーティストたちもくる。
フー・ファイターズのクリス・シフレット、レッド・ホット・チリ・ペッパーズやブルーノ・マーズ。国内アーティストでは、CharやL'Arc-en-CielのKenなどがイベントで演奏した。
われわれフェンダーは、初心者からプロまで、あらゆる人の”音楽の旅”をサポートする。それを具現化したのが、この旗艦店だ。
強みは「サウンドの多様性」
――他のブランドにはないフェンダーの強みとは?
フェンダーは、70年以上にわたりギターを作り続け、革新を続けている。エレキギター、ベース、そしてアンプでも世界一のブランドだ。
ほかのブランドとの大きな違いは、フェンダーで作ることのできるサウンドの多様性だ。特に「ストラトキャスター」は、最も演奏され、最も認知されているギター。特定のサウンドに縛られない表現を可能とする。ほかにはない多彩な音と響きが世界中で愛されている。
重要なのは、アーティストがコンサートで製品を使ってくれることだ。アーティストがフェンダーの楽器を演奏すれば、私たちのシェア拡大につながる。
世界各地のステージにおいて、フェンダーは8割以上のシェアを獲得している。私たちは、アーティストの能力を最大限引き出す製品を作り、アーティストにそれを使ってもらう。そうして、より多くの顧客にブランドを広げている。
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