――この旅で一番心が動いたのはどんなことでしたか?
やっぱり彼らの〝地力〞はすごいと思いました。安心・安全を優先した日本で僕たちが失ってしまった〝地力〞を、彼らは当たり前のように日々使って生活している。僕らは物質的には非常に恵まれているけれど、果たして幸せなのか、逆に物質がないと不安になってしまうくらい脆弱な存在になってしまっているんじゃないかとも思いましたね。
あとは、皆さん〝余裕〞があるのもいいなと思いました。余裕って、足るを知る精神や、時間があるところから生まれるものだと思うんで、僕もそうありたいなと思います。
有名になるより、魚が釣れるほうが幸せを感じる
――それは、今の東出さんの山の暮らしにも通じるのでしょうか?
そうですね。彼らの余裕は、日本の田舎のおっちゃんたちにも通じると思います。
僕も昔から「有名になる」とか「たくさんお金を稼ぐ」とかより、自然の中で魚が釣れたときのほうが幸せを感じるような人間なので、今の暮らしで40代を迎えたら、もう少し惑わない人間になるんじゃないかと希望を持っています。
あと、気になっているのが、ひろゆきさんがペンバ島(タンザニア)で食べたリゾットみたいなもの。すごく美味しくて、ひろゆきさんはおかわりして2杯食べたとか。「東出さんの好きな味ですよ」って言われたけど、食べに行けないし!(笑)

