アメリカは「女性大統領」を選べる国に変わったか 8年前のクリントンvs.トランプとの決定的違い

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

この世論調査では、男女を問わず回答者の39%が、女性大統領のほうが妥協点を見出すのがうまいと答え、37%が、女性のほうが政治に敬意を払う姿勢を保つのがうまいと答えた(半数以上が、性別は関係ないと答えている)。

ハリスは、民主党支持層の重要な部分を占め、過去に特に熱狂的な支持を集めた黒人女性たちと特別な絆で結ばれているようだ。

マサチューセッツ大学ボストン校の政治・公共政策における女性センターのローリー・ナシア=ジェファーソン所長は、2016年以降、女性にとって多くのことが変わったと述べた。中絶などの問題に対するトランプの立場への懸念は、彼が大統領に就任した後、遠くの可能性から具体的な現実へと変化した、と彼女は言う。

「私たちは失望し、動揺し、デモ行進やあらゆることが起こった。そして何が起こるかも見当がついた」とナシア=ジェファーソンはいう。「今は何が起こったかを知っている」。

トランプはすでに、自分の性別を強調する価値があると考えていることを示唆している。先週の共和党全国大会では、ジェームス・ブラウンの「It's a Man's Man's Man's World」に合わせて歩き出した。

一方、ナシア=ジェファーソンは、ハリスも女性であるという事実にも寄り添うだろうと考えている。「彼女は、政治や政策が女性に与える影響について話すだろう」。

有権者の中には、ジェンダーの話を完全になくしてしまいたいと考える人もいる。

関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事