アメリカは「女性大統領」を選べる国に変わったか 8年前のクリントンvs.トランプとの決定的違い

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クロウリーが挙げた動機のなかには、ロー対ウェイド裁判の終焉や、多くの女性が性差別的・女性差別的とみなすトランプの発言や行動があった。「女性大統領の誕生は、今ならもっと可能性があるかもしれない」と彼女は言う。

しかし、つかみどころのないガラスの天井を破りたいと熱望する女性有権者や活動家にとって、ハリスが性差別を克服するのは難しいままだろうという不安もあった。

「世の中には家父長制がある」とクロウリーは言う。「彼女は頭がよく、検察官ではあるけれど、彼女を止めようとする年老いた白人男性がたくさんいる。彼女の唯一の欠点は、女性であることだ」。

政治家の性別を議論することは、還元的で時代に逆行するように感じられる。イギリスには3人の女性首相がいる。メキシコでは今年、初の女性大統領が選出された。

しかし、アメリカで女性が立候補すると、多くの有権者はインタビューに答える際、促されることなく性別に言及し、それを懸念事項として挙げる。

カリフォルニア州ラホヤに住むジュリア・ブレイク(80)は、女性が大統領になれるかどうかについて、読書クラブの友人たちと長い時間をかけて議論してきたという。博士号や修士号を持つ専門職の女性たちは、答えはノーだと思うと言った。ブレイクは彼女たちに憤慨した。​​

「もし女性たちが『女性は勝てないと考え、それを毎年繰り返すなら、女性大統領は誕生しないんじゃない?』と彼女たちに言った」と、エイミー・クロブチャー上院議員(ミネソタ州選出)を支持し、2020年の民主党予備選ではハリスにも献金したブレイクは言う。「彼女たちは女性を十分に評価していないと思う」。

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