アメリカは「女性大統領」を選べる国に変わったか 8年前のクリントンvs.トランプとの決定的違い

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(写真:Erin Schaff/The New York Times)

ヒラリー・クリントンがアメリカ大統領選で敗北してからの8年間で、労働人口に占める大卒女性の割合が初めて大卒男性を上回った。MeToo運動はセクハラを暴露し、権力者たちを転覆させた。最高裁判所は中絶に関する連邦政府の権利を覆した。

そのどれかが、あるいはすべてが、カマラ・ハリス副大統領に違いをもたらすのだろうか?

ジョー・バイデン大統領が再選を目指さないことを決めた後、ハリスが民主党の大統領候補になることはほぼ確実のようだ。そのため、ハリスはクリントンが直面したのと同じような被選挙権の問題に、公平かどうかは別として、まだ女性をリーダーに選んだことのないこの国で直面している。

ハリスとドナルド・トランプ前大統領で争われる大統領選は、ある種の再戦を意味する。トランプは、政権トップの地位にあり上院議員を務めた女性と再び対決しなければならない、ということだ。2016年には、クリントンが大差で勝利したにもかかわらず、トランプはクリントンを破った。

しかし、力関係は疑いなく異なるだろう。ハリスにはクリントンのような政治的遺産も荷物もない。トランプは激動の任期を終え、今や有名人だ。ハリスは黒人で南アジア系だ。

そして、この国は8年前と同じではない。

「女性は怒りを強めており、それがモチベーションになるかもしれない」と、ニューハンプシャー州コンコードの無党派有権者で元看護師のカレン・クロウリー(64)は話す。トランプには投票せず、バイデンも支持する気にはなれなかったが、現在はハリスを支持するつもりだという。

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