「1浪東大合格後に京大受験」彼が驚く選択した訳 浪人して進学したもののアメフトに熱中し…

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現在は京大に生徒を送り込む施設自体はなくなったものの、大手塾や個人塾などさまざまな場所で働きつつ、株式会社ウィルで教育事業に関わっているという後藤さん。

濱井正吾 浪人 東京大学 京都大学
教育事業に携わる後藤さん(写真:ウィル提供)

今はかつて、自分がおろそかにして失敗した「基礎の大事さ」を生徒に伝えています。

「指導者が人生を変える」

「自分は浪人をしたことで、基礎をめっちゃ大切にするようになりました。浪人時代に基礎を大切にしたらいろんなものにつながっていく感覚を知れて、とても面白かったですし、4回生〜大学院にかけて研究をしているときに、難しくて全然わからなかったら、基礎に立ち返ったことでさらにその重要性に思いを馳せるようになりました。

僕は指導者が人生を変えると思っています。高校のときはその重要性に気づかなかったのですが、3年間担任してくれた先生が『これさえわかっていれば、どんなに難しい問題も1人で考えられるよ』と問題の考え方を教えてくれなかったら、東大に受かることはできなかったと思います。だから自分も、教える子たちにも基礎の大事さを伝えていきたいです」

人からは紆余曲折の人生に思われても、つねに自分が臨む道、面白い道を選んできた後藤さんの人生からは、浪人時代に基礎の鍛錬を通じて培った、人間としての一本の芯を感じることができました。

後藤さんの浪人生活の教訓:人生を形作るには、何事も基礎が大事
濱井 正吾 教育系ライター

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はまい しょうご / Shogo Hamai

兵庫県出身、1990年11月11日生まれ。「9浪はまい」のニックネームでTwitterやYoutube、テレビ出演などを行っている。大阪産業大学経済学部経済学科に入学後、龍谷大学経済学部現代経済学科に編入学し、卒業。 高校時代にいじめを受けたことから、いじめっ子を社会的に偉くなって見返したいと思い、在学中から仮面浪人として受験勉強を4年間続ける。大学卒業後、証券会社に契約社員として就職したが10日で自主退職、同月中に配置薬会社に再就職。昼は会社、夜は予備校という生活に。同社退職後は受験勉強に専念し、9浪で早稲田大学に一般受験で合格し、2018年に教育学部国語国文学科入学、2022年卒業。現在はカルペ・ディエム所属。

Facebook: https://www.facebook.com/shogo.hamai/
 

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