39歳「トランプの右腕」が放ったバイデンへの嫌み 突然副大統領候補に躍り出たJ・D・バンス

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昨年、初めて選挙区選出議員に就任したバンスは、共和党大会が開かれたミルウォーキーで自らの紹介と、トランプ再選に向けた選挙運動の青写真を兼ねた演説を行った。

バンスは、2020年に白人労働者階級の有権者の割合が最も高い激戦3州で前大統領の敗北を覆すために、説得力のある伝記を活用しようとするだろう。ミシガン州、ペンシルベニア州、ウィスコンシン州のことである。

演説でバンスはミシガンについて6回、ペンシルベニアについて5回、ウィスコンシンについて3回言及した。

「これから選挙日までの間に、J・D・バンスがラストベルト地帯の各州に大々的に進出するのを目にするだろう」と、トランプ陣営のトップ世論調査担当者であるトニー・ファブリツィオは、17日にこう語った。

「労働者に答えるリーダーが必要」

バンスはすぐさま”仕事”に取りかかった。同氏は中国共産党をアメリカの中産階級にとっての脅威として描き、「不合理な住宅費」と「賃金の低迷」を非難。共和党は「外国人労働者を輸入しない」代わりに工場を再建し、サプライチェーンを保護し、「より多くの製品に『アメリカ製 』という美しいラベルを押す」と語った。

「国民のために戦うリーダーが必要だ」とバンス。「大企業の懐に入るのではなく、労働者(組合員、非組合員を問わず)に応えるリーダーが必要なのだ」。

バンスのブルーカラーへのアピールは、民主党からは懐疑的に見られており、日和見主義者で過激派と見られている。特に中絶禁止法案を支持したことや、2020年の選挙を覆そうとするトランプ大統領を支持したことを問題視している。

「トランプ大統領は、自分の極端なアジェンダにゴム印を押してくれる人物を探していた」と、カマラ・ハリス副大統領は17日に語った。「間違いない。J・D・バンスはトランプにのみ忠誠を誓い、わが国には忠誠を誓わないだろう」。

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