39歳「トランプの右腕」が放ったバイデンへの嫌み 突然副大統領候補に躍り出たJ・D・バンス

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しかし、バンスは近年、ケーブルテレビのニュースや、保守系メディアに繰り返し登場し、トランプと彼のアメリカ・ファースト運動を擁護することで、変貌を遂げている。

17日、バンスは共和党を 「大きなテント 」と表現した。同氏は国家安全保障や経済政策のような問題をめぐる党内の意見の相違が、党をより強くするはずだと述べた。

「アイデアを議論し、最善の解決策を導き出すことを恐れない政党に統治されるべきではないか?」とバンスは尋ねた。「この国を愛するという点で団結し、言論の自由と開かれた意見交換を約束する」。

バンスの移民政策に対する考え方

トランプの強硬な移民政策の支持者であるバンスは、寛容さと包括性にはわずかにうなずいた。バンスは南アジアからの移民である義理の両親のことを誇らしげに語り、アメリカは 「我々の条件で」新参者を歓迎するという伝統を続けるべきだと述べた。

「肌の色が何であれ、共にアメリカ市民を第一に考えよう」。

この夜を「希望の夜」と表現し、変化を約束したバンスは、近年の共和党指導者たちが苦心してきたような楽観主義を演説の随所に織り込んだ。

感傷的な瞬間もあった。バンスが幼少期にドラッグと闘ったが、10年近く断酒しているという母親ベバリーを紹介したときだ。バンスはトランプからほんの数席離れた場所にいる息子に拍手を送る母親を見て涙をこらえた。

「母さん、僕は考えていたことがあるんだ」とバンス。「2025年の1月でちょうど(禁酒)10年になる。トランプ大統領がOKなら、ホワイトハウスでお祝いをしよう」。

ビバリー・バンスはうなずき、トランプは拍手を送った。

(執筆:Michael C. Bender記者)
(C)2024 The New York Times

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