決断できない日本 ケビン・メア著

決断できない日本 ケビン・メア著

「沖縄の人々はごまかしとゆすりの名人」と、その発言が報道され更迭された前米国務省高官が、真相を激白。誤解され批判され、その結果、舌禍事件を起こしても言わなければならないことは言おうという姿勢が、安全保障に絡む日本と沖縄の抱える問題を浮かび上がらせる。

日本政府の震災対応が後手後手なのも、沖縄の米軍基地移転問題が膠着状態に陥っているのも、福島第一原発の処理にメドがつかないのも、すべてはこの国の政治家に自ら責任を取ろうとする人物がいない、決断できる人物がいないことが原因と喝破する。

対日外交キャリア30年の外交官が、日米同盟、沖縄問題、米中間の本音とその思いの丈を忌憚なく語った。

文春新書 819円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ゴルフとおカネの切っても切れない関係
  • コロナ後を生き抜く
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 最新の週刊東洋経済
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
菅新政権が誕生しても<br>「安倍時代」は終わらない

牧原出氏執筆の連載「フォーカス政治」。9月16日に菅新首相が誕生しましたが、施策の基本線は「安倍政権の継承」。惜しまれるように退任し、党内無比の外交経験を持つ安倍前首相は、なお政界に隠然たる影響力を保持しうるとみます。その条件とは。

東洋経済education×ICT