「年収の高い仕事」「低い仕事」を分ける残酷な要因 「業界・職種・努力・情熱…」では決まらないワケ
ただ、言うまでもなく、自分にとっての仕事の良し悪しは、決して年収だけで決まるわけではありません。どんなに年収が高くても、仕事で消耗しきってプライベートが充実していない、という状態では持続的とは言えないでしょう。
逆に、休日は月曜日に仕事に行くのが待ち遠しくて仕方がない、と言う人がいたら、年収に関係なくその仕事を「羨ましい」と思うのではないでしょうか。
自分はなぜ働くのか?がもう1つの仕事の評価軸になる
何年も続く企業やブランドは、多くの場合「パーパス」を持っています。その企業やブランドが何のためにあるのか、というそのブランドの「存在理由」です。
そうした企業やブランドにおいても、儲けることは重要なのですが、それは目的ではなく手段であると考えられます。パーパスを追求するための手段、ということです。
私たち個人も、なぜ働くのか?という自分のパーパスを明確にすることで、毎日の仕事がより充実したものになり、かつ何歳まででも続けられる、持続的なものになると筆者は考えています。
パーパスなどというと、そんな大それたことは自分には考えられない、と思うかもしれません。しかし、パーパスは必ずしも大それたものである必要はありません。
筆者が先月上梓した働きかた小説『幸せな仕事はどこにある』には、次のような会話があります。
個人が生活をしていくには、先立つものが必要です。個人の場合は、パーパスが収入「より」重要だとは言えないかもしれませんが、少なくとも一度考えてみる価値のあるキャリアの評価軸なのではないでしょうか。
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