「批判から入る?」自分の思考パターンの見極め方 私たちが無意識に持っている7つの思考パターン

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自分が心の中にどの犬を飼っているかを知ることで、自分の中にいる犬のトレーニング方法が見えてきます。そして上手にトレーニングすることができれば、他人に対してストレスを感じることが減っていくのです。
それでは、それぞれの犬の特徴を見ていきましょう。

『正しい答えを導くための疑う思考』P.189より

論理の穴やミスなどに気づくことができる「批判犬」

●「すべての事象には問題がある」:批判犬

疑う思考を最も強く備えているタイプ。

物事に対してさまざまな角度から見るクセがあるので、ときに面倒がられることもあります。

私の夫がこのタイプです。先日も、ある雑誌を見ながら「この文字サイズだと、高齢の方は読みにくいかも」「情報が多すぎて最後まで読み終えるのが大変だね」など、次から次に批判が飛び出しました。

批判犬は、良くも悪くもすべてを疑っていく思考パターンです。そのため、正しいことであっても疑います。よく、疑い深い、猜疑心が強いと言われる人がいますが、こういう方は批判犬と、後述する心配犬の両方を飼っている人です。

批判犬の強みは、なんと言っても「疑う思考」に長けていること。物事を多角的な視点で見ることに慣れているため、人が気づかないような論理の穴やミスなどにも気づくことができます。

●「私が常に正しい」:正義犬

常識やルール、倫理観に囚われやすいタイプ。「新人はこうあるべき」「経営者はこうあるべき」など、「べき思考」にもつながりやすいのが正義犬です。

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