「本当の人生」にもっとも必要な夫婦関係の見直し 一度目や若い頃の結婚は「偽りの自己」が決めがち

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

本当の自分とは限りませんが、長い夫婦生活の中でお互いがわかり合い、配偶者と一緒にいるときがいちばんほっとするとか、話が合うとか、一緒にいると楽しいとか、昔と変わらずラブラブだというのなら、そのまま夫婦関係を継続していいでしょう。

一緒にいて、ストレスとまでは言わないが、四六時中というのはちょっとつらいというのなら、「つかずはなれず婚」と私が呼ぶような生活でもいいでしょう。昼間の時間帯だけは会社に勤めていたときと同じように別々に暮らすということです。あるいは、ルールを決めてお互いに干渉しないということです。

少なくとも、一日のうち何時間かは、本当の自分でいられるような時間を持てる生活が必要ということです。

あるいは、別居という選択肢もあり得るでしょう。これなら、相手の干渉もかなり小さくなるでしょうし、本当の自分でいられるかもしれません。

不仲なのに結婚を続ける理由

さて、外国の人は不思議に思うようですが、ラブラブでないのに、結婚を続けるということにはどういう意味があるのでしょう?

一つは、離婚が面倒だということもあるでしょう。これまでの生活を崩すというのはエネルギーのいるものです。財産の分割など実際的な手間もかかります。

ただ、昔と違って、面倒だからといって気が合わない人と暮らすとしても、その期間が30年ということであれば、一時の面倒くらい経験してもいいという考え方もあるでしょう。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事